今年4月から放送大学群馬学習センターに在籍している。

だいたい金曜日は前橋に来て、パソコンで授業の視聴や夕方からの少人数(参加者20人くらいか)の心理学のゼミに参加している。

心理学ゼミは、昔大学でのゼミとは趣が大分違うが、色んなテーマについて、見方や価値観、考え方の違いを知ることは面白い。が、その先については、結局自分自身の問題になる。

数年前から中島義道氏の本をいくつか読んでみて、カントを読みたいと思ったのがそもそもの受講のきっかけだった。

即、原典にあたるのもハードルの高さを感じ、入門書で迂回したり、中島氏主宰の哲学塾に行こうかとも思ったが、これは開催が東京のため継続参加が難しく、まずは諦めた。ということで、放送大学の哲学入門講座に落ち着いた。

テキストは、カント、ヘーゲル、マルクスと進んで来た。

マルクスについては、初期の著作があまり取り上げられてなかったが、ヘーゲルの弁証法、労働、自己意識などの概念からマルクスに至るあたりは、若い頃自分自身が中途半端に悩み考えていたところの確認になる。

自分は労働者ではなく障害者から、〈世界を把握する〉という作業をしようと考えた。(~マルクス〈ユダヤ人問題によせて〉での、具体的にどこからどう考え始めるかについての論議。)だが、現実は言葉の実体があまりに手垢にまみれ過ぎてたようだ。実践の行き詰まりをさらに実践で乗り越えようと現在しているが、それには自分の出発点に立ち返ることが大きな乗り越えのヒントだろう。

自己意識については、自分史の記述から明らかになることがあるように思う。これは少しずつ記述していってみようと思う。そこから自分の立ち位置がまたはっきりしてくるだろう。

人生終盤になってやることが増えてきた。今までのように「仕事」して、「飲んで」「食べて」だけでは時間があまりにも足りないようだ。

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