NPO法人お仕事チームの通信(2016年6月号)が出来ました。
ブログに載せていないところを掲載します。

基本、通信は、江村のミニコミ誌です。

夏目漱石氏(<私の個人主義>)や姜尚中氏(<悩む力>)の云うように個人に立ち戻ったところでもう一度、
社会や人との<繋がり>を考えることが必要に思います。そこに可能性がまだあるように思います。

組織(事業)性をもったところから、本質は怪しくなる。実際、NPO法人お仕事チームもそうだった。(と言い切れるだろう。)

でも、あまり(全面的には)引きこもらず、<繋がる>可能性を残していくことで、もう少し<事業>にこだわっていこうと思います。特にそれは
<塩野みんなの家>での暮しの部分についてです。今まで取り組んできた、仕事の部分では、事業を考え直す時期にきています。

……………


お仕事チームの仕事と暮し通信
2016(平成28)年6月1日号
NPO法人お仕事チームの事業を通じて、〈働くこと〉や〈暮すこと〉について考えていこうと思います。

NPO法人お仕事チームは、開設以来、「障害のある人ない人が共に働く場を目指して・・・」ということを事業目的としてきた。この「・・・ある人ない人」という使い方は、他のところでも時々見ることがあるのだが、(ポスターの標語などにも使われていたかもしれない。)どうも、「障害のある人と、ない人」がいるのが前提になっているように感じられる。自分がこのように並列的に表現したのは、そのことで、「障害のある人」「障害のない人」という区分への問いを根本のところに含んでいたのだが、そこまでは伝わった感じは今まであまりなかった。
例えば、お仕事チームで今年4月5月に、清掃や喫茶の仕事、みちくさサロンなどで関っている人は約16人(自分も含めて)。そのうち「障害者手帳」所持者は12人、すなわち「障害年金」を受給しているということ。他の4人については「障害のない人」になるのだろうが、「老齢年金」を受給していたり、○○手当を受給していたり、年金を払えなかったり、近しい人に経済的支援を受けていたりだ。お仕事チームという事業所が特別なのかもしれないが、「障害者」「健常者」という2区分には違和感がある。今日の日本社会の制度を前提にすれば、「障害者」というのは法律用語として考えるのが妥当かもしれない。それと、そもそも障害(者)とは何か(誰か)という問いは慎重に分けて考えなければならないと思う。   
・・・・・・・・・・
さて最近、定期清掃の現場では、江村は出来るだけ直接作業しないようにしている。自分の役割は現場のコーディネートみたいなことだ。実際以前のように、作業しながら指示を出すことが辛くなっている面もあるが、〈スタッフ〉の技量も向上し、かえってそのほうが作業の質と効率が良い。いずれはコーディネートも引継いで欲しい・・・。

< 2016年06>
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