グループホーム構想 その2
2010/12/07
少しブログが休止していました。ツイッターでは時々つぶやいているのですが・・・。
11月28日のフォーラムで、少しイメージが膨らんだのでグループホームの構想をまとめてみました。
関心ある方、是非、協力・参加ください。
●御代田町内に新しいカタチの<障害者グループホーム>開設を計画しています。●
① 障がいのある人もない人も共に在られる暮らし作り。補い合える関係があって、共に在られる場がある暮らし。
障がいのあるなしに限らず、一人一人が自律(自立)的あることは大切なことです。そして自分以外の人との繋がりや関係の豊かさが、自律的な暮らしそのものを形成していると思います。
ハンディ(障がい)がある人は、お金さえあれば、あとは一人でどのようにもやっていけるという人たちとは明らかに異なるわけで、実はより自律的であることの可能性を秘めているのではないでしょうか。
暮らしの仕方はそれぞれの価値観、そして経済や地域、近親者の状況等によっても千差万別です。ただ、いずれにしても一人では生きていけないのが人間です。生活の中でお互いに補え合える部分を共有することで、障がいのある人だけでなく、多様な人たちが共存して暮らす仕組みを作っていければと思います。
そのためにコレクティブハウス(CH)の考え方を参考にしたいと思います。
コレクティブハウスは、各戸が、キッチン・トイレ・バスなどを持っていて独立した生活ができる形を持ちながら、共有のリビングをコモンスペースとして持っている住まいの形です。週に何回か当番を決めて一緒に食事を食べる日を設けたり(=コモンミール)コモンスペースを使った共同企画を行ったりして、暮らしの距離を小さくすることで、自ずと支えあえる関係が作りやすくなります。
単純に形だけでみると、高齢者専用賃貸住宅などがその形かも知れません。障害者グループ゚ホームは、キッチン・トイレ・バスなどを共有している場合が多いので、これも単純に形だけでみれば、シェアハウスの形態です。
安全面、また個人のスペースに必要な設備(費用)から実現できる形を検討しなければと思います。
コレクティブハウスとシェアハウスの複合型も可能な形かも知れませんし、コモンスペースの運営の仕方(GHの世話人の業務と各居住者の関わり方)も大事な課題です。
また、地域の条件から考えると集合住宅でなく、一戸建てが2~3軒集まった形で、そのうちの一戸(あるいはその1階部分)をコモンスペース(コモンハウス)にすることが現実的かもしれません。
② 暮らす場と同時に働く場を作る。
グループホーム(共同生活援助)では、「家事等の日常生活上の支援を提供すること」サービスの主な内容になっています。グループホームという制度で運用する部分については、通常「世話人」がこの部分の仕事を担います。この部分については、障がいがある等でなかなか一般就労が難しい人たちの中からも特性に応じ、そしてサービス管理責任者のもとで業務の役割分担をすることで、十分仕事として関わってもらうことが可能だと思います。
特に、個人の暮らしの場を出来るだけ独立的に確保して、同時に生活の中で共有できる部分での相互支援の場として<コモンスペース>を充実させていくというこの仕組みでは、グループホームの入居者に対しても、コモンスペースの管理・運営の部分で働く場を提供することが可能と考えます。
この住居の全体(仮に「浅間ハウス」とします。)のイメージとしては、(1)コモンスペースとして住居全体の拠点になる場をもっている。(2)グループホームとして制度的に運営される部分(要件)を仕組みとして備えている。そしてそのふたつを包み込んでの各人、各戸の暮らしの連合体と考えています。ですから、いわゆる一般の健常者も浅間ハウスの一員で(場合によっては)グループホームの運営に関わっていたり、障害者や高齢者であっても(場合によっては)ホームヘルプを利用しながら「浅間ハウス」の一員になることが可能だと思います。
また、コモンスペースには、地域の様々な人たちが集える仕掛けを作っていくことが可能で、暮らしの場を通じて外と繋がっていく機会になっていけます。
特に、子供、若者から経験を積んだ高齢者の方が相互に学び合える場になっていければと考えます。
11月28日のフォーラムで、少しイメージが膨らんだのでグループホームの構想をまとめてみました。
関心ある方、是非、協力・参加ください。
●御代田町内に新しいカタチの<障害者グループホーム>開設を計画しています。●
① 障がいのある人もない人も共に在られる暮らし作り。補い合える関係があって、共に在られる場がある暮らし。
障がいのあるなしに限らず、一人一人が自律(自立)的あることは大切なことです。そして自分以外の人との繋がりや関係の豊かさが、自律的な暮らしそのものを形成していると思います。
ハンディ(障がい)がある人は、お金さえあれば、あとは一人でどのようにもやっていけるという人たちとは明らかに異なるわけで、実はより自律的であることの可能性を秘めているのではないでしょうか。
暮らしの仕方はそれぞれの価値観、そして経済や地域、近親者の状況等によっても千差万別です。ただ、いずれにしても一人では生きていけないのが人間です。生活の中でお互いに補え合える部分を共有することで、障がいのある人だけでなく、多様な人たちが共存して暮らす仕組みを作っていければと思います。
そのためにコレクティブハウス(CH)の考え方を参考にしたいと思います。
コレクティブハウスは、各戸が、キッチン・トイレ・バスなどを持っていて独立した生活ができる形を持ちながら、共有のリビングをコモンスペースとして持っている住まいの形です。週に何回か当番を決めて一緒に食事を食べる日を設けたり(=コモンミール)コモンスペースを使った共同企画を行ったりして、暮らしの距離を小さくすることで、自ずと支えあえる関係が作りやすくなります。
単純に形だけでみると、高齢者専用賃貸住宅などがその形かも知れません。障害者グループ゚ホームは、キッチン・トイレ・バスなどを共有している場合が多いので、これも単純に形だけでみれば、シェアハウスの形態です。
安全面、また個人のスペースに必要な設備(費用)から実現できる形を検討しなければと思います。
コレクティブハウスとシェアハウスの複合型も可能な形かも知れませんし、コモンスペースの運営の仕方(GHの世話人の業務と各居住者の関わり方)も大事な課題です。
また、地域の条件から考えると集合住宅でなく、一戸建てが2~3軒集まった形で、そのうちの一戸(あるいはその1階部分)をコモンスペース(コモンハウス)にすることが現実的かもしれません。
② 暮らす場と同時に働く場を作る。
グループホーム(共同生活援助)では、「家事等の日常生活上の支援を提供すること」サービスの主な内容になっています。グループホームという制度で運用する部分については、通常「世話人」がこの部分の仕事を担います。この部分については、障がいがある等でなかなか一般就労が難しい人たちの中からも特性に応じ、そしてサービス管理責任者のもとで業務の役割分担をすることで、十分仕事として関わってもらうことが可能だと思います。
特に、個人の暮らしの場を出来るだけ独立的に確保して、同時に生活の中で共有できる部分での相互支援の場として<コモンスペース>を充実させていくというこの仕組みでは、グループホームの入居者に対しても、コモンスペースの管理・運営の部分で働く場を提供することが可能と考えます。
この住居の全体(仮に「浅間ハウス」とします。)のイメージとしては、(1)コモンスペースとして住居全体の拠点になる場をもっている。(2)グループホームとして制度的に運営される部分(要件)を仕組みとして備えている。そしてそのふたつを包み込んでの各人、各戸の暮らしの連合体と考えています。ですから、いわゆる一般の健常者も浅間ハウスの一員で(場合によっては)グループホームの運営に関わっていたり、障害者や高齢者であっても(場合によっては)ホームヘルプを利用しながら「浅間ハウス」の一員になることが可能だと思います。
また、コモンスペースには、地域の様々な人たちが集える仕掛けを作っていくことが可能で、暮らしの場を通じて外と繋がっていく機会になっていけます。
特に、子供、若者から経験を積んだ高齢者の方が相互に学び合える場になっていければと考えます。